
\意思決定支援ツール /


臓器移植に関する説明、道徳などの授業の中で、臓器提供意思表示を「今、ここで」記載してもらうのは難しい・・・そんな場面はありませんでしたか?
意思決定の前に、もう少し情報を検索したり、家族や友人と話しあう時間が必要かもしれません。
それを可能にする新しい取り組みです。

「臓器提供迷ってますカード」の活用の流れ
①授業や講義、講演会などで「臓器提供迷ってますカード」とパンフレットを配布する
カードとセットにして配布することができる三つ折りパンフレットには、臓器提供意思表示に関する基 本的な情報や参考サイトなどが記載されています。

② 「臓器提供迷ってますカード」のコンセプトを説明する
表面には「臓器提供迷ってますカード」と書いてあり、裏面の上の部分には今後しようと思うことのチェック欄、下の部分には公的な臓器提供意思表示欄が存在します。 これまでの臓器提供意思表示カードでは、多くの人は「まだ意思が決まっていないから、後で書こう」と思っているために意思表示に至らず、いつの間にかそのこと自体も忘れてしまうということが明らかとなりました。
この「臓器提供迷ってますカード」は、そういった「迷っている」という今の気持ちを素直に表せるようなカードです。迷うことは普通であり、大切な意思決定プロセスのひとつです。そこから迷ったままにせず、ひとつずつ小さな行動を起こしながら、最終的な意思決定・意思表示ができるようになればという想いを込めて作成しています。あなたの迷っている今の気持ちを「今後しようと思うこと」へ表示(チェック)してみてください。 もう既に意思表示の決まっている人は、その意思を下の欄に表示してみてください。まだ表示にためらいがある場合は、そのままで結構です。まずは、家族と話してみましょう。 自分の意思を話すことは、お互いをより知ることにつながるかもしれません。
参考資料1:臓器提供迷ってますカード紹介動画
参考資料2:JOTウェブサイト
③「意思決定支援ツール(対話ツール)」を実施する
カードの裏面にあるQRコードを読み取り、行動科学を基盤とした「意思決定支援ツール(対話ツール)」を2人1組で実施してください(10分程度)。
または、内容を説明し案内してください。
臓器提供の意思表示はなんだか重いし、一人で考えこんでも決められないことも多いです。 そこで、2人で取り組める「意思決定支援ツール(対話ツール)」を開発しました。こちらは、「あなた」と「あなたの身近な人」がいくつかの質問に答え、その結果をみながら対話することで、お互いがどのようなことを考えているのか知ることができます。これをきっかけとして、知識を増やし、不安を払拭して、意思決定につながるしくみです。ぜひこの「意思決定支援ツール(対話ツール)」をきっかけにお友達やご家族と意思表示について話してみてください。右上のQRコードが「意思決定支援ツール(対話ツール)」です。
実施方法
1.「臓器提供迷ってますカード」裏面のQRコード「対話ツール」を1台の端末で読み取る
2.1台の端末で2人に簡単な質問に回答をしてもらう (1人目が全10問に回答した後、2人目へ交代)
3.2人の回答後、それぞれの回答の一部に紐づいた情報が提示(結果画面)される
4.結果画面を確認しながら、お互いの回答について話し合う
5.結果画面を確認しながら、どのようなことを話したのかを回答する (対話ツール内画面最下部、2問)


さしつかえなければ、実施されたご感想をおよせください。
Q&A
Q.このカードを持つ人が脳死とされうる状態になった時、どのように取り扱えばよいのでしょうか?
A. 裏面に臓器提供の意思表示がなされている場合は通常と同様の対応です。 裏面に意思表示はないが、今後しようと思うことのいずれかにチェックがある場合は、 その項目を軸にご家族と話し合えます。
※裏面には臓器提供意思表示カードの公的文言があります。JOTおよび厚生労働省確認済みです。
Q.「臓器提供迷ってますカード」やパンフレットはどこから入手できますか?

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