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​移植医療を身近に:映画や書籍で考える

「臓器移植ってどんなものだろう」

「どこか難しい医療の話のように感じてしまう」

そんなふうに思ったことはありませんか。映画や本には、 制度や解説だけでは伝わりにくい、移植医療に関わる人々の時間や選択、迷いが描かれています。このページでは、物語を通して移植医療を少し身近に感じ、考えるための作品をご紹介します。

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映画

『​たしかにあった幻』
(2026年2月6日公開)

本作品は、移植医療の現場を背景に、⼈々が選択と向き合う姿を描いた映画です。

河瀨直美監督 は、移植医療に関わる⼈々への取材を丁寧に重ねながら、⽇本における臓器移植の現状と、その周囲で⽣じるさまざまな状況を、観る人が考えを巡らせる物語として描いています。

先進国においてドナー数が最低水準の日本では、
​なぜ臓器移植に対して社会の理解が少ないのか。

物語の主人公は、フランスから来日し、神戸の臓器移植医療センターで小児の移植医療に関わる移植コーディネーター。日々の仕事を通じて、移植を必要とする子どもや家族が置かれている状況、移植に至る までに要する時間、そして関係する人々の思いに触れていきます。外国人の主人公の目を通して、日本の移植医療の現状を客観的に見ることができます。

「大切なのは、生きたいという気持ち」​​

本作では、移植医療が行われるまでに必要な仕組みや支え、判断を重ねる過程、当事者が抱く迷いやためらいが、物語の背景として静かに描かれています。 専門的な説明に寄り過ぎることなく、日常の延長として移植医療の現実が映し出されている点も、本作の特徴の一つです。

移植医療がどのような状況のなかで行われているのかを知り、それぞれが自分自身の立場で考える時間を持つことが大切にされています。

ぜひ映画をご覧になり、移植医療について自分ゴトとして考えてみてください。

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書籍と​映画

『​あさがくるまえに』
仏題:Réparer les vivants
​(2017年公開)

Maylis de Kerangal による原作小説 『Réparer les vivants』(2014年/英語翻訳 『The Heart』) をもとに制作された映画です。

事故によって突然命を失った若者を起点に、臓器提供から移植に至るまでの限られた時間が描かれています。提供する側、受け取る側、医療者それぞれの立場が重なり合うなかで、移植医療が多くの選択と支えによって成り立っていることを伝える作品です。

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